バレエスーパーガラを観て来ました

8月3日、グランキュウーブ大阪で開催されたバレエスーパーガラを観て来ました。
国内外で活躍するダンサーが一同に集結し素晴らしい踊りを披露していました。
主催はMRB松田敏子リラクゼーションバレエという団体です。松田先生のご主人は小嶋直也さんといって新国立バレエ団でもご指導をなさっています。沢山の優秀なダンサーを育成したとても優れた指導者であると思います。現役時代の踊りも拝見した事はありますが、世界で通用するダンサーでした。息子の遼もご指導頂いた事があります。
公演の感想ですが、グラン・パ・ドゥ・ドゥ、ヴァリエーション、コンテンポラリーダンス、様々のスタイル、様々なジャンルの踊りをかなりのレベルのダンサーが披露し、とても見応えのある舞台でした。しかし残念な事に特に印象に残る作品というのがありませんでした。皆さんとても上手なんですが、心を打つというか感情にダイレクトに届くというか、気持ちを揺さぶられる作品がなかったです。ダンサーどうしがテクニックを競うレベルで終わっているような気がしました。要するに内容が伝わってこないのですね。このあたりがガラ公演の限界かもしれません。
後プログラムのプロフィールを拝見すると、沢山のコンクールで沢山の賞を受賞されていても、実際の作品としての踊りには関係無いのだなと感じました。
そんな事より僕が最も驚いた事は、いちバレエスタジオが、しかも毎年このレベルの公演を開催しているという事です。とても広い人間関係と行動力とエネルギーと組織力が無いと出来無い事です。
敬服いたします。
また来年も開催されるそうなので、チャンスがあれば観に行きたいと思います。